貝印 ミニ キッチンツール SELECT100 DH3011

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購入店:amazon
価格:1,664円

我が家では、晩酌に焼酎を酢橘で割るスタイルがすっかり定着している。焼酎そのままではなく、爽やかな酸味が加わることで、飲みやすく、季節を問わず飽きのこない味わいになる。とはいえ、毎回その都度、酢橘を一つずつ搾るのは意外と面倒で、当初は本人がやっていたものの、だんだんと私が代わりに搾る機会が増えていった。

そんなある日、近所の八百屋で酢橘を箱ごと格安で販売しているのを発見。勢いで箱買いしてしまったのをきっかけに、「これ、一気に搾って冷凍したほうが便利じゃない?」という話になった。どうせなら手頃で使いやすい搾り器を探してみようと調べて見つけたのが、貝印 KAI フルーツしぼり ミニ SELECT100 DH3011 という製品だ。

価格は比較的安価で、タイミングが良ければ1,200円台で購入できる。実際に手に取ると、見た目は非常にシンプルで、いかにも「道具」らしい無駄のないデザイン。余計な装飾がなく、キッチンに置いても邪魔にならないコンパクトさがある。

使用感についても、なかなか優秀だ。酢橘のような小ぶりな柑橘類にぴったりのサイズで、力を入れやすく、しっかりと果汁を搾ることができる。グリップも滑りにくく、思った以上に手の動きにフィットする。手で直接搾るよりも、断然効率が良く、果汁の量も多く感じた。

ただし、完璧とは言えない面もある。まず、果肉や種がパーツの隙間に入り込みやすく、使用後の洗浄には少し手間がかかる。特に酢橘は種が多いため、そのまま搾ると詰まりやすく、力も余計に必要になる。より効率よく搾るには、あらかじめ果実を半分に切った後に種を取り除いておくことが重要だ。

また、全て手動のため、数をこなすとどうしても手が疲れてくる。短時間で大量に処理するには向いていない。さらに、食洗機には対応していないため、毎回手洗いが必要なのも人によっては面倒に感じるかもしれない。

それでも、この価格帯でこれだけの性能と使い勝手があれば、十分満足できるアイテムだと言える。搾る対象が酢橘やカボス、ライム、レモンなどの小型柑橘であれば、しっかり対応してくれる。大量に搾る用途でなければ、日常的な使い方にはぴったりだ。

何より、手で搾るよりも果汁の歩留まりが良く、果皮に余計な力をかけずに済むため、雑味の少ないクリアな味になるのも地味ながら嬉しいポイントだ。

酢橘をよく使うご家庭や、手作りドレッシング・ポン酢などに柑橘果汁を使いたい人には特におすすめしたい。使うたびに「買ってよかった」と思える、頼れるキッチンツールのひとつだ。

(2025/7/16)

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