R07(2025)-5月の給与明細 45歳

給料・給与・月収




支給総額 426305+35685
雇用保険 2540
健康保険 22066
介護保険料 3498
厚生年金 40260
所得税  16020
住民税  20300
組合費  1605
手取り額 355701

5月分の給与が確定した。今月は残業が幾分落ち着いたものの、完全になくなったわけではなく、結果として10時間を超える程度にはなった。それが多少なりとも支給額に反映され、手取りは355,701円。4月のような異常値には及ばないが、平常運転としてはまずまずといったところだろうか。

新年度の慌ただしさを経て、ようやく空気が少しずつ落ち着きを取り戻しつつある。もっとも、完全な静けさが戻るにはまだ遠い。職場では小さな人員の出入りがあり、その波紋がじわじわと周囲に広がっている。直接的には自分の業務に大きな影響はなかったものの、組織全体の歯車が一部入れ替わったことにより、担当業務の見直しという名の名ばかりの“調整”が入り、実質的には仕事が増えた。特に、動かない古参社員を迂回しながら業務を進める構造は変わらず、何かと自由が利かない点が、変化の兆しに水を差している。

とはいえ、5月は一つの節目でもあった。年度初めに追われていた県提出関連の事務処理も完了し、外に向かっていたエネルギーが少し内側へと戻り始めた感覚がある。新たに転入してきた社員の中には、感覚の合う人もちらほらおり、業務においても、ちょっとした雑談においても、これまでにない“余白”のようなものが生まれつつある。完全に肩の力を抜けるわけではないが、それでも、ほんの少し息がしやすくなったことは確かだ。

こうして少し落ち着いて周囲を眺める余裕が戻ってくると、不意にふとした思いが心をよぎることがある。ある日の帰り道、「もしかしたら、この支店が自分にとって最後の勤務地になるのかもしれない」という考えが、ひどく自然に頭に浮かんだ。そこに強い感情があったわけではない。ただ、淡く、静かに、ひとつの可能性として浮かんできただけだ。

今すぐに何かを決断する段階ではない。ただ、見えない何かが少しずつ動いている気配だけは、確かに感じている。日々の業務は粛々とこなしながらも、自分の中では、そろそろ“次の章”のことを意識し始めているのかもしれない。そんな5月だった。

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