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価格:4,318円家族から「前のドライヤーの熱量が少し弱くなった」と声が上がった。完全に壊れたわけではないが、気になり始めると買い替えたくなる性格だ。古いドライヤーは旅行や出張用に残し、新しいメインドライヤーを探し始めた。モッズヘアーも含めた価格が手頃なモデルを検討していた。しかし、ネットや口コミを調べるうちに、テスコムの「TEC-HD2400-K」が候補に挙がった。
テスコムにはホテルの風量が弱いドライヤーのイメージしかなかったが、スペックを確認すると印象が一変。2.3m³/分の大風量、109%アップの大風圧、1300Wのハイパワーと、速乾に必要な要素が揃っている。
パナソニックのナノイー搭載モデル、ダイソンのハイエンド機、シャープのプラズマクラスター搭載ドライヤーとも比較した。どれも魅力的だったが、性能と価格のバランスでTEC-HD2400-Kを選んだ。実際に使ってみると、期待を超える性能だった。まず驚いたのは重量が495gと軽いこと。500mlペットボトルより軽く、ロングヘアーでも腕が疲れない。プロテクトイオン機能は静電気を99%抑え、髪の広がりやパサつきを軽減。使い始めてから髪にツヤが出て、まとまりが良くなった。家族からも髪の仕上がりがきれいだと好評だ。
風量はターボ、セット、クールの3段階で調整できる。ターボモードは特にパワフルで、ロングヘアーも数分で乾く。冷風モードはワンタッチで切り替えられ、ヘアセットの仕上げに便利。忙しい朝の準備がスムーズになった。メンテナンス面では、吸い込み口の黒いフィルターが埃を見やすくしてくれる。ただ、フィルターは取り外せない仕様で、掃除機やブラシで表面の埃を払う形になる。前のドライヤーはフィルター掃除が面倒だったから、汚れが分かりやすいだけでも助かる。
ラク抜きプラグや360度回転する可動式コードも使いやすい。コードが絡まず、収納も簡単だ。ブラックのデザインはシンプルで高級感があり、バスルームに置いても違和感がない。細かい部分まで使う人のことを考えた設計になっている。サロンシェアNo.1のテスコムの技術が、家庭用モデルにしっかり反映されている。耐久性も高そうで、数年は問題なく使えそうだ。
モッズヘアドライヤーとそこまで大差は無かったけれど、昔の「テスコム=ホテルのドライヤー」というイメージは完全に覆された。速乾性、軽さ、美髪効果、使いやすさがバランスよく揃った一台で、ヘアケアを快適にするドライヤーの選択肢が増えたので、別メーカーの可能性もアリなことがわかったのも良かった。(2025/6/17記)
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